《MUMEI》 胸が締めつけれる。 心が体から分離する。 部屋は、母が発見された時のままになっていた。 部屋の中心に置かれた敷き布団と投げ出された掛け布団。 泣きたくなる様な赤が、はっきりと敷き布団に母をカタチどっていた。 枕には染みやかたまりの赤と黒。 はりついた髪の毛。 畳、カーテン、テレビ、鏡台、押し入れの襖、テーブル、小物や人形のそここに飛び散っていく赤。 その1つ1つを、捜査官と確認のうえ写真を撮っていく。 気が狂いそうになる。 なぜだ?と魂に問いかける。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |