《MUMEI》

「あっそ、それは…。」


言えない…
絶対に言えない…


勳羅だけには
言えない…


まだラルンには
言えるが…


「あぁそれはなぁ、塁羅が紫吾に―。」


「すみません!蓮邊さん!」


塁羅は綺嘉に弱い魔砲弾を当て気を失わせた。


「塁羅〜、紫吾く〜ん。」

勳羅はもっと怖い顔をし近づいてくる。


塁羅たちも後ずさりしていく。

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