《MUMEI》

「おい、何マジになってんだよ。単なる冗談だろ」


「冗談にならないっ!」


鈴木みたいな女たらし信用できない!
ちゃんと私への気持ちを聞かないとダメなんだから・・・


「もう面倒くせぇなぁ」


面倒くさいぃぃっ?


「ちょ、何よその言い方!」


「だって、そんなにこだわる事じゃないだろ?」


もぉーっ!!!


「全然分かってないっ!!!」


思わず叫んだ。


「何をだよっ?」


鈴木も言い方が乱暴になる。


「もういいっ」


自分の不安な気持ちを言うことが出来なくて、そのままベッドから飛び出してシャワーを浴びた。

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