《MUMEI》
プロローグ
バサッ…

満月の夜、月の光を浴びながら、空を舞う青年がいた。



―300年前、【グラード】と言う世界を破壊をしようと企んでいる奴がいて、満月の夜、人間を殺すため現れる、悪魔。

ある、人間は、グラードに襲われかけていた時、吸血鬼が現れた。

そして、こう呟いたと言う。

【死にたくなければ、契約をしろ。契約を引き受けるのであれば、御主の血を、我に…】


と。

そして、人間は決意した。吸血鬼と契約をし、血を少し吸わせた。

すると、吸血鬼は、目を赤くし、グラードをやつける。

そして、死ぬまで、契約した者の傍にいて、吸血鬼は、契約した者を主人として傍にいると言う。

吸血鬼は吸血鬼だが、吸血鬼ではない。

少し違う吸血鬼なのだ。


そして…


―2015年…


その吸血鬼は、姿を現す。



【ご主人様…貴方を守るために現れました…吸血鬼のグラルト・ゼルクと申します。】


黒い翼に、タキシードを着ていて、優しい笑顔をしている青年…。


ある少女と契約を引き受けた時…


彼らの物語が始まった。



+契約+



作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫