《MUMEI》

千夏が言い出した例の4人でなんとか会は、結局4人で普通にお食事会になった。


「こうやって揃うのってコンパ以来じゃない?」


千夏がウキウキしながら話す。


「佐久間さんのことも高橋さんから聞いてたから、久しぶりな感じがしないなぁ〜」


「だってあれから一ヶ月ちょっとしか経ってないのよ。全然久しぶりじゃないわよ」


私が千夏の言葉に水をさす。


「愛加は本当に水をさすのが得意ね」


千夏が小さな仕返しをしてくる。
それに佐久間が便乗して


「愛加ちゃん最近は冷たいんだよ〜」


ねっ!って言いながら佐久間は私の太ももに手を添える。


「基本的に愛加は素っ気ないのよ。佐久間さん負けちゃダメよ!」


「負けないよ」


と、佐久間は私を見ながら言い、同時にまた触ってくる。


千夏と佐久間が私の悪口で盛り上がり始めたところで、高橋さんが空気を読んで、


「まぁまぁ、そんな小さなこといいじゃん。それより越智と美幸ちゃんは呼ばなかったの?」


とりあえず流れを変えてみる。


「悩んだんだけど、美幸と越智さんは特にその後はどうなった訳でもないみたいだったし・・・」


千夏は自分の恋を見極めたい時は少人数を好む。


「じゃぁ、俺たちがどうにかなったみたいじゃん」


高橋さんが笑いながら千夏の揚げ足をとる。


「何にもないってこともないんじゃない?」


佐久間がニヤニヤして言いながら、さりげなく私の腰に手を回す。


「えぇー、どういうことぉー?」


千夏が嬉しそうにはしゃぎ始める。


「何にもないわよ。私たちは」


体だけの繋がりなんだから・・・


「また冷たいこと言うなぁ〜」


佐久間は少しすねた表情をして、また太ももに手を置いてきたい。

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