《MUMEI》 彼氏面「ねぇ、ちょっと今日の何なのよ(イラッ」 今日の佐久間の行動が気に障った私は怒りを一気にぶちまけた。 「食事中は何かにつけて私に触ったり腰に手を回してきたり。私とラブラブゥ〜??何勝手なこと言ってんのよ。しかも高橋さんは『まだまだ』って何それ?あんた自分を何だと思ってんの?」 最近、佐久間に少しだけ冷たい態度をとっていたけれど、それでもこんな態度は初めてだった。 そのせいか佐久間は驚いた顔をしている。 「愛加ちゃん・・・急にどうしたの???」 フンッと私がそっぽを向く。 「別に、何って何だとも思ってないよ。俺、そんなに怒らせるようなことした?」 佐久間は急に怒りを爆発させた私を目の前にして困っている。 「勝手に私の彼氏面するのやめてっ!!!私たち単なる体だけの関係なんだから」 「彼氏面なんてした覚えはないけど。でも気を悪くさせたんなら謝る・・・ごめんね。」 佐久間はシュンとなってしまった。 「ま、いいわ。私は帰るけど佐久間さんはどうするの?うちに来る?それとも解散?」 佐久間は私の家に泊まることを選んだ。 前へ |次へ |
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