《MUMEI》

「それより。久しぶりだね。本当に・・・。奏が元気そうで良かったよ。」

「もしかして、私のために、今日来てくれたの?・・・百花、私が転入してくるって知ってた?」
百花は苦笑いで静かに頷いた。
「ソラからメールが来たの。奏がそっち行くからよろしくって。」
ソラらしい気の使い方だった。ソラこと橋本想良は向こうの中学での親友だ。百花とも仲良く、私たちは小等部の頃、いつも三人一緒だった。

「百花がいるから心強い。ありがとう。」
私たちは再会を喜び、笑い合ったのだった・・・。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫