《MUMEI》 惚れた弱味鈴木は少ししてから不機嫌そうに戻ってきた。 「なんで何にも言わずに帰るのよっ!!」 「お前が先に逃げたんだろ!?」 そ、それを言われちゃうと困っちゃうなぁ〜 「ま、まぁ、たしかにそうかもね…」 「てめえが反省しろ!」 鈴木は怒っている。 「そんなに怒ることないじゃない…」 しかし鈴木の返事はなく沈黙が続く… こ、これは…私が反省しないといけないってこと? でも私、悪くないし… あー、でも私が謝らないと話もしてやんねーみたいな態度だし。 もぉーっ! 「さっきは私が悪かった!ごめん」 「本当に悪かったって思ってんのか!」 思ってません! とは言えないから… 「まぁ、私が悪かった」 と、言ってみたものの、すっごい悔しい!! そんな私の気持ちとは裏腹に、 「じゃ、仲直りしよ」 意外にも鈴木は優しくキスをしてくれた。 相変わらず悔しいけど、なんだか嬉しい〜 これが惚れた弱味ってやつ? 前へ |次へ |
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