《MUMEI》 鬱陶しい女「それで結局私が謝ったのよ!信じられない」 この間したケンカをのんちゃんに愚痴った。 「そりゃミキティが悪いんちゃう?」 「えーーっ!なんでー」 予想外の返事にのんちゃんにまで腹がたつ。 「だってミキティが変なことこだわるからやろ?」 「こだわるって…ただ私への気持ちを聞きたかっただけなの!」 それの何が悪いんよー! 「そんなん、しつこく聞くもんちゃうで!」 し、しつこい? 「聞くんはええけど、その辺のさじ加減を上手いことせんと、うっとうしがられるだけやで!」 たしかに、うっとうしがられたかも… 「ミキティはホンマに恋愛初心者やなぁ〜」 なんかバカにされた気がする… 「鈴木君は居心地の良い場所をたくさん知ってはるから、そっちに持っていかれんように気ぃつけやー」 さ、さすがのんちゃん… 言われてみればそうかも。 「のんちゃん、これからは師匠と呼ばせて!」 「ミキティ、ホンマにアホやなぁ〜」 のんちゃんが呆れたように笑った。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |