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《MUMEI》 海辺俺が病室に行くと咲喜は嬉しそうに笑った。 俺は30分ほど、咲喜と遊び、病室から出た。 俺はいつものように海辺へ行く。 するといつもは誰もいないのに今日は、女の人がいた。 ……よくみたら、海城だ。 海城は岩の上に座っていた。 「おい。」 俺は一応話しかけてみた。 海城は、コッチを見て、 「……?……あなた、こんなところで何してるの。」 と冷たい目をして言った。 「俺は…人魚を探してんだよ……」 海城は俺の言葉を聞いて眉を潜めた。 「何で?」 「人魚の涙が欲しいから。」 俺がそう言うと、海城は鋭く睨み付け、 「何で。何で涙が欲しいの?」 と言った。 俺は、少し戸惑ったがこう言った。 「…俺の妹な、病気なんだよ…人魚の涙はどんな怪我も、病気も治せるんだよ……だからッ!……人魚の涙が必要なんだよ」 それを聞いた海城はびっくりしたようだった。 「そう……。名前、何て言うの?」 「塩谷楽人。」 「ふーん。じゃあね」 海城はそう言って挑戦的な目で俺の事を見てから、何処かへ言った。 前へ |次へ |
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