《MUMEI》

「はぁ、はぁ、はぁ…キツっ…」




唾液で濡れた下唇を軽くついばんで、荒い呼吸で上下する胸に唇を滑らせる。




バケツの水を浴びた様な濡れた肌に軽く噛みつくと、惇は甘い声を漏らしながら俺の髪に指を差し入れてきた。




「ワリイ、まだまだ欲しい」



「俺も!まだまだ隆志が欲しい!」



「…もう、ちょっとそれヤベーって、嬉し過ぎる」


ベッドヘッドに寄りかかりながら俺は惇の髪を撫でる。



「深く咥えなくていーから、手も使えばいいし…」


「ンン、チュッ…、うん、ふっ…」



惇は少し長めの髪を邪魔そうに耳にかけながら、俺のを含んだり出したりしている。





ちょっとした仕草にさえドキッとしながら



俺は尋ねる。

「どう?」




「ん、だいぶ硬くなった…」




俺は惇の両肩を掴み上体を起こし




「もういいよ、だってこれでイっちゃったら勿体無いだろ?」



「…うん」



唾液で濡れた唇をキスで拭って、俺は惇を四つ這いにさせた。





俺は惇に覆い被さり、勃ち上がったものを穴にあてがった。

ジュプジュプとゆっくり体を繋げ、根元まで納めきった。

「アッ…ぅうう…ふぅ…」



「はあ、…正常位と違う?」




「ちが…う…、あたるとこ…はぁあ…、ぅう…」


惇はシーツをきつく握りしめながら頭を緩く左右に振りうめいている。



「苦しい?平気?」


「わがんない〜、もう頭まで痺れてくる〜!」



惇はふうふう言いながらぐずぐず泣き出した。



小さな乳首をきゅっと摘んで、細い首筋に噛みつくと、惇は全身を震わせて、クン…と仔犬のような声を出した。



残りの手を股間にもっていくと惇は堪らなそうにハアーと息を吐き、腕が一気に崩れ枕に突っ伏した。



「動いていい?」



「も…、はあ、堪んないよー、溶けそう」

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