《MUMEI》 げっ〜麗羅視点〜 朝起きて学校へ行く支度をする。 鏡の前に立ち自分とにらめっこし気合いを入れる。 ・・・・・栄実あれから元気になったかな? 私に出来ること・・・きっとあるはず。 私は、目をつぶり軽く自分の頬を両手で叩いた。 私にしか出来ないこと絶対見つける! そんな意気込みを胸に家を出て歩いて学校に向かう。 無意識の内に速歩きしていたようで、いつもより早く学校に着いた。 教室のドアを開けるとまだ誰も来ていないようで静まり返っていた。 いつもならこの静けさが心地良いのに・・・今日は何だか、ソワソワしてしまって落ち着かない。 自分の席へ向かっていると ガラッと教室のドアが開き人が入ってきた。 げっ・・・!! あの人は確か・・・ヒソヒソ軍団に居た人だ! 俯いたまま顔を隠して教室に入ってきたヒソヒソ軍団一員は、何も言わず前の方の席に鞄を置き 私がいる教室の後ろ側に向かって歩いて来た。 前へ |次へ |
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