《MUMEI》 なんだか誰でもいいから抱きたい気分だ。・・・・・ 拓磨みたいだな。 そういえばしばらく彼女がいない。俺、仕事に夢中で。 美羽はねえな。処女に手をだすほどめんどうな事はない。 かわいいけど。 扱いわかんねえし育った環境もたぶん違いすぎる。 どちらか言えば妹肌だしな!! 自分に言い聞かせるように理性を保つ。 美羽は部屋についてから熱心につまみを作っている。 もう一時間たつ。 つまみ・・・・・・・・・・だよな? はぁ。。 「美羽!一時間もつまみ、なにつくってんの?」 「もうできますから!!!!」 それからさらに30分。出てきたのは 肉じゃがに、味噌汁に、サラダに、こいものにっころがし、きんぴら、ごはん、だ。 「美羽。これつまみ?」 「スミマセン・・・わからないのでとりあえずごはんにしようかと・・・・時間経ちましたし、お腹すいたかなぁと・・・」 いちいちおどおどする美羽、でも必死な顔に、おかしくなった。 「ははは!!! そうだな。腹へったな!」 美羽は笑顔になり 「じゃあいただきましょうかぁ!!」 二人がけのダイニングテーブルに座り、飯にする。 ダイニングテーブルに飯がならぶのは初めてだ。。 改めて、外食ばかりなのだと気付いた。 そして女に対し、今日1日、普通に素で話をしている自分にも気付いた。 凛香にすら、気を遣っているのに。 なんか・・・・完全に美羽ペースだが・・・・・・・・苦痛ではない。 年なのか? 俺は俺じゃないみたいだ・・・・・・ 前へ |次へ |
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