《MUMEI》
「ここもスゲー濡れてる」
濡れた先端を手の平で円を描くように激しく攻めてやる。
「も、ダメ、それ腰抜け……アーッ、…し…て…ふぅぅアッ、アッ、―――――っイイ…ンンん、ン―――ッ!」
俺はクチャクチャな音をたてながら腰を激しく動かす。
惇はかすれた声を漏らしたり大きく喚きながらシーツを何度も握り直している。
「―――――――ッ!…はあ!はあ!」
惇のそこがビクビクと震えながら手の平に生温かい精液が絡みつく。
力の抜けた惇の腰を両手で鷲掴みし俺は更に激しく動く。
「俺もイく、惇、ふっ、あっ、イイ、あっ」
「イって、イって、ァアッ、ァアッ、も、あぁっ、あっ、あっ」
俺は惇の中に思いっきり精液を吐きだした。
腰をゆっくり解放するとズルッと惇は崩れ落ちる。
お互いに荒い呼吸の中、惇を仰向けにすると涙と唾液で顔がグチャグチャなになっていた。
触れるだけのキスを落とし、俺も隣に仰向けになる。
「はー、めちゃめちゃ気持ちよかった!」
「ハア、ハア、ちょっと、その台詞、最低〜、ムードぶち壊し…」
「なんで!?最高に惇が好きだって意味で俺は言ってんだけど」
「…なら良いよ、ね、ハア、隆志…」
「うん?」
「喉渇いた!ダメ、カラカラ」
「何だよ!お前だってムードねーじゃん!」
「あ!、アハハハ!ハア、もう、いーや何でも」
俺は勢い良く起き上がり冷蔵庫からビールを持ってきた。
惇はベッドヘッドに寄りかかりながらビールを受け取る。
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