《MUMEI》

シンヤとアキラもついていった。


妖精たちも飛んでいった。




馬車の中も全部氷で出来ていた。


「その人から手を放して。」


『でもそんなことしたら。』


「大丈夫。」


ユージたちは顔を見合わせてからテンアからゆっくり手を離した。


テンアは地面に足をつけず宙にふわふわ浮いた。

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