《MUMEI》 カオリちゃんは、筒胴形のグラスを三本の指で挟み――…… ――ゆっくりと上下に擦った…。 淫媚な手つきが僕の心を挑発してくる…。 僕は静かに唾を飲んだ… 「もう私達………かもめ第三小学校のクラスメートじゃないのよ…」 そこに居るのは、かつてのクラスメートではなく――…… ――…一匹の女豹だった。 前へ |次へ |
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