《MUMEI》

夕飯。


「う・・・・なかなかうまいよ。うん!」


以外だった。美羽は料理がうまかった。
家庭料理を初めてくらいの勢いでたべた。

「祖母が色々と教えてくださったので。和食しかつくれませんが。蓮さんはご家族は??」 



「・・・・んー。」 


きっと、すごした日々が違いすぎて引くんじゃないかと一瞬ためらう。


俺は自分の事を話すのが大嫌いだ。


でも、素直に受けとめてくれそうで、話した。


「親父は女作ってでていった。16まで女手一つで母が育ててくれたが、高校辞めたら、もう働けるし、1人でいきてけるわねって男と逃げた。」



「16?私より若いときから・・・・蓮さんは私なんかが想像するよりも、遥かに社会をしっておられるのね・・・・美羽恥ずかしいです。」


拒否ではなかったことに、びっくりと、安心が同時にくる。
親に捨てられたみたいで同情されるのが大嫌いだ。
だからホストとかになるんだという目でみられるのも大嫌いだ。だから俺はホストでも絶対ナンバーワンになると誓った。


まぁ俺ほどの男だ。一年もすりゃ楽勝だがな。

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