《MUMEI》
弟(病気)
弟の病気は骨肉腫だった。足に腫瘍ができる珍しい病気だった。
かなり転移していて足を切断せざる負えな状況だった。
母さんは病院の隅で泣いていた。それを見て僕も自分を責めた。
『一体いつから、なんでもっと早くきずかなったんだろう』
でも一番強かったのは泰広だった。病状を伝えても涙一つ見せず手術を受け入れた。
「そっか。それじゃもう兄ちゃんとバスケできないな」
そんな強がる泰広を見て、僕は病室を出て泣いた。
泣くまいと、抑えていたものが全て吹き出した。
それからまもなく泰広は左足を無くした。

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