《MUMEI》
伊藤視点
「美味しいよ、な?ゆうちゃん!」


「…うん、まあ、うん…」



ゆうちゃん、こんな時男なら我慢して食うんだ!


俺はいつもゆうちゃんが作ったもんは死ぬ気で頑張って食べてんだぞ!



「どんどんおかわりしてね!なんかいっぱいになっちゃってさ、えヘヘッ」


ゆうちゃんにそっくりな真菜ちゃんの笑顔。
可愛いな、うん。


いっつも化け化粧な女優に囲まれてっからすっぴんで素朴な格好の真菜ちゃんが新鮮でならねえ。


長めの黒髪をいつも前髪と一緒に一つにまとめ、無地のTシャツに洗いざらしのジーンズ姿。


そして裕斗と違って日本人寄りな黒い目。

「ねー!秀幸!なに真菜にみとれてんだよ〜!さっきまで俺達あんなに愛しあってたのに酷い〜!」
「こ、こら!甘えるな!真菜ちゃんが見てる!」

裕斗は俺の腕に絡みつき頬をスリスリしている。

今日は昼間っからラブホに行ってベタベタエッチしまくってたし、ビールも結構飲ませてしまった。

…真菜ちゃんは呆れた表情で裕斗を見つめている。


「ねー、ダメ!秀幸は俺のっ!」

「私伊藤さんぜんっぜん!タイプじゃないし!め〜〜っちゃ!興味ないし!もう、コンビニ行ってくる!」



真菜ちゃんかなりムッとした様子で出て行ってしまった。





「おい〜、良いのか?めちゃめちゃ怒らしたぞ?大丈夫か〜?」

「いーの!、ちょっとアイツ色気ないから当ててやったんだから」


そう言いながら俺のデニムのファスナーをごそごそいじりだしている。


「おい、ちょっ!ゆうちゃん!!」


「コンビニなら少なくとも20分は帰って来ないよ、久し振りに俺の部屋でエッチしようよ」


昼間何度もイったそこをおくちで大きくされて…


「アッ、ンン、ハア…ン」



お互い下半身だけ裸。


裕斗は俺に跨って頭に腕を巻きつけながら腰を上下に動かしている。


俺も裕斗の腰に手を添えて動きの手助けをする。


「イイよ、ゆうちゃん」

「ン、はあ、駅弁の、…お返し」




裕斗は色っぽく笑い、唇を深く重ねてきた。

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