《MUMEI》

大学の講義とレポートとバイトでお互い忙しく、数週間ぶりに会って部屋で酒を飲み、何となくそんな気分になったのでベッドにあがった。
にもかかわらず、月並みな前戯の最中、どうやら俺はフリーズしたしまったらしい。
見れば彼女も不機嫌な中にやる気のない顔を晒している。

「‥‥ごめん」

「うーん、何か冷めちゃった」

咎める風でもなく、恋人は俺の下から抜け出して手早く服を整えはじめる。
彼女の言葉に責める色がなかったことに思わず安堵しながら、俺はベッドに腰かけた。

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