貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い《MUMEI》戦う男
いつしか俺とシャドウは【邪魔な男x迷惑している!プンプン】
から【戦う者x応援する者】にかわっていた。
――戦いと応援はどんどん白熱していった。
シャドウと俺にしか見えない敵…
なんじゃらかんじゃらを倒す為、俺もマジで声を出し声援を贈る!
「そこだ!イケ〜!
…あ〜惜しい!
大丈夫!まだラウンドは残っている!」
シャドウは赤信号で次のラウンドを待つ間もトレーニングをかかさない。
――大丈夫、お前なら奴を倒せる!
つかお前にしか奴は倒せねえ!
信号が変わった!!
「いっけ〜!シャドウ!!」
俺は右折しなければならなかったのに、すっかりシャドウに張りつき、迷わず直進した。
――既に道路は一車線になっていた。
―――友よ!すまないm(__)m
俺は…俺は!!
本物のオトコに出会ってしまったんだ!!
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