《MUMEI》

「もう二十歳なんだぁ…。早いわね…

磯野くんも、すっかり良きオジサマね…?(笑)」


「まったくだョ。

会うたびに小遣いをせびられるけどね…(笑)」


「まだ時間は早いんじゃない…?

…もう少し一緒にいましょうよ…」


「そうしたいんだけど、妻も怪しむし…

それに、少しは眠っておかないと死んでしまうからね…

…誰かさんのおかげで…(笑)」


「まあ!磯野くんったら!」


「ハハハ…冗談だよ(笑)」


僕は淑女とキスを交わし、スイートルームを後にした。



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