《MUMEI》 付き合いたてのころはシフト合わせて、一緒にバイト入ってたんだよな?お互いバラバラのシフトだと二人で遊ぶ時間もないからとか言って。本当は1秒でも長くいたいだけだったのに、何か意地はったんだったな。 俺の記憶違いかと脳に検索をかけるが、何より恋人のバツの悪そうな顔がそれを証明していた。 数ヶ月前のことが、ずっと昔のことのように思える。 まぁ、いつまでも初なままいられるはずなんてねぇけど 適当に結論付けて、頭の中の靄を煙と共に深く吐き出す。 見ると隣の恋人はまだ気まずそうに、服の裾を弄っている。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |