貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》
回想〜
…そんな毎日がただただ過ぎて行く…結局、薫先輩達のヨリが戻ったのか分からなかった。二人で居る所を見た事がなかったから……でももし、戻ってたとしてもツーショットは絶対に見たくない

ってこんな事ばっかり考えてるヒマなんて本当は無いのに

だってもうすぐ薫先輩は卒業してしまうから…考えただけで 泣きそう



3月
卒業式
私にとっては、とってもとっても悲しくて淋しい卒業式だ…体育館で卒業式…沢山の人…薫先輩の席は遠くて、一目も見れない…この学校で、この体育館で、もう二度と薫先輩に会えない…薫先輩を見れない…
式が終わって1年生と2年生は花道を作る。「おめでとうございま〜す」 見送るみんなの声や笑い声やでうるさいくらい
一人…二人…卒業して行く先輩達が目の前を歩いて行く…やっと終わった中学生活に嬉しそうな先輩、まだやり残した事があって淋しいそうな先輩、後輩から花を渡されて泣いている先輩…みんなそれぞれに思いながら門を出て行く……(まだかな〜まだかな〜?…あっ、来て!!薫先輩…)テンションが一気に上がる。スゴイどきどき、緊張する。私は歩いて来る薫先輩の姿を見つめてる……

初めて会った時、恋に落ちた瞬間、あの日と同じ無邪気な笑顔
私はこれが薫先輩に会える最後なんだ…って実感して心は悲しみで一杯だった…でも泣くのは我慢した。涙で薫先輩が見えなくなるのは嫌だったから……薫先輩に言えた最初で最後の言葉は
「さようなら…卒業おめでとう」の一言だけ……誰にも聞こえないような小さい小さい声で…………私の前を通り過ぎて行く


薫先輩の後ろ姿を見送った後は、なんだか上の空…告白もしなかったのにフラれた気分だった……バカ自分………やっぱり後悔した……本っ当もう遅いけど


それからの学校生活は…色々あって、楽しくなくなってきて、段々行ったり行かなかったりした



そして二年後、私もなんとか卒業出来た…

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