《MUMEI》

「‥‥で?」

色々聞きたかったけど何から聞いていいかわからなくて、結局コーヒーをいれながらオールマイティーな短い疑問符を口にすると、ぷいとそっぽを向かれた。

「話すことなんか何もねぇぞ」

「えー?それはないでしょー」

「お前絶対口軽いだろ。バイト先で言い触らされたら迷惑なんだよ」

カッツィーン。
何ソレ何その態度。あーそうですかそうですよね、たしかに茶髪だしピアスだし三流大学だしチャラいし?ふいんきだけはチャラバディだよ、でもそんな男がこんなに友達を心配するかね?

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