《MUMEI》

「もしもし大ちゃん・・・美樹子。今、大丈夫?」


「ひさしぶり!大丈夫だよ。どしたー?」


大ちゃんの声を聞くと、なんだか安心した。


「あのね・・・相談があるの」


「相談?」


「ごめんね、たまにしか連絡しないくせに相談なんて・・・」


前に電話した時も鈴木の話で申し訳なかった。


「気にすんな!なんでも聞くよ」


大ちゃんは明るく言ってくれた。


「あのね・・・」


大ちゃんは私と鈴木のことを知らないから、そこから話さないと・・・


そして鈴木とのことを大ちゃんに話した。


それを聞いて大ちゃんは、


「美樹ちゃんと鈴木が付き合ってたなんてビックリしたぁー!」


本当に驚いている。


「みんな驚くんよ」


リナさんも、のんちゃんも・・・


「そんなに意外なのかな?」


「だって二人とも友達だって言ってたから・・・」


たしかに・・・
鈴木は私のこと色気ないとか言ってたな。
今となっては懐かしいけど。。。


「でもさー、そういうことかって感じ」


大ちゃんが変なことを言った。

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