《MUMEI》 far from the Pietaカーテン越しに陽光を感じる、目を開けたくなくて再び惰眠を貪ろうとすると俺を包む体温の熱さがあった。冷房の効きすぎた部屋では彼女の体温が心地いい。あーこんなの久しぶりだな、としみじみ思いながら、彼女の着ているシャツの裾に手を突っ込み女の肌に直接触れる。何だか固い。脇腹を辿るといつもの柔らかい感触はなく、変わりに薄い肉と腹筋を感じた。ダイエットでも初めたのか?と首を傾げながら、手を上に滑らせて胸に触れるが何故だかぺたんこで全く脂肪が感じられない。薄く浮き出た肋骨を指先でなぞり、乳首に指を這わせたところで俺の身体が凍り付く。 と同時に蘇る昨日の記憶。 うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!? 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |