《MUMEI》

先ほどの自分の恥ずかしすぎな行動が思い出されて俺は再び悲鳴をあげた。
うわーもうマジで逃げたい死にたい消えたい誰か俺を殺してくれ息止めたら死ねるのかな?よーし俺もう二度と息しねぇ

「ちょっと、顔が土色だよ?!」

あー何かいい感じに苦しくなってきた

「ねえってば!」

あ、何か目の前も白くなってきた

「英田ーっ!」

グッバイ世界、俺はもうダメです

「ぶはぁっ!」

こちょこちょ、と突然脇腹をくすぐられて盛大に息を吐き出す。

「もー人ん家で息止めて死ぬとかホントやめてよね!」

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