《MUMEI》
*到着*
「さあ、着きましたよ」

屋敷に戻って来ると、紫堂は振り向いて瑠果に言った。

瑠果は屋敷の中に入ってもまだ自分を降ろそうとしない紫堂に困惑していた。

「紫堂」

「はい」

「お‥、降ろせ」

「あ、そうでしたね」

紫堂はその場にしゃがむと、瑠果を降ろした。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫