貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》
愁(シュウ)の事
志葉 22歳 人間
生きて来て22年間は
…人間。

20歳の時、付き合っていた愁と結婚した。
愁の父親は、いわゆるやくざ屋さん

父親の育児方針で小さい頃カラ、色々と習わされていた。多分後を継がせる為
って愁がよく言っていた

父親は愁に期待していた

せっかくお金をかけた息子なのに、愁は後を継ぐ気はないらしい

愁は昔、暴走族で。
17歳の時には空海(クウカイ)っていう組を作った。
組って言っても、ガキがやくざの真似事みたいな。
回りから見たら、結局父親と同じ事をしているような

でも愁は仲間には信頼されて、下には慕われてて、喧嘩も強かったから、空海は結構幅広く知られていた。

そんな好き勝手やって
自分中心に世界が回ってると思っていた頃の愁と出会った。

出会いは合コンみたいな感じで

その頃の志葉もダラダラで、やりたいようにただただ生きていた。


愁がどんな人かも知らないで付き合い始めた

まぁ、すぐに分かったケド

付き合ってるって言っても、ラブラブの恋人のような可愛らしいようなのはなかった


志葉もそこそこ喧嘩は強い方で

似た者同士だ

少し強引気味に志葉も空海に入らされた

空海は順番付けを独特に決めている

1番上の愁は殿と呼ばせていた。
そのすぐ下の位に志葉を付けた。呼び名は
若だ バカみたいと思いながらも志葉も楽しかった

志葉が若の位になれたのは、彼女とかじゃなくて

愁の次に強い奴と喧嘩をして勝ったからだ。

まともにやると、本当はどっちが強いのかわからない。
けど、志葉の喧嘩の仕方は、特別何か違う感じなのと、タイミングがいいだけの事だ。

それから一緒に空海で活動したりした。


結婚したのも、そんな感じの
“流れ”

みたいな感じでだった

でも、愁は以外にすごい束縛するヤツで、志葉は、それがすごく嫌だった
だから今まで通り
やりたい事はやる
やりたくない事はしない


志葉の好きな事

一人でいるのが1番好きだった。

だから段々上手く行かなくなって来た…

「志葉〜!志葉〜!」
「愁さん、志葉さんまだ帰ってませんよ(汗)」
空海の内の一人が、少しビビりながら言う


「あ゙〜!?何でだよぉ〜!!てめぇら探して来いよぉ〜!」


愁はキレて言う。


ここ何日か志葉は連絡も取れず、帰っても来ない


「てめぇら聞いてんのかぁ!?」 「はっ、はい聞いてます!でも、何処を探しても見つから…」


バンッ! ドンッ!
ガッシャーン


また愁が暴れ出した


愁の友達も
愁を慕っているみんなも
愁のこんな所が嫌だ


気に入らないとすぐ暴れる
殴る 蹴る


志葉が帰らなくなったのは、愁の暴力もあるけど

1番の理由は


愁が薬に手を出してたのを知ったからだ



「あ゛〜志葉〜〜〜帰って来いよ!殺すぞマジで〜〜!」

「おい、愁〜おまえいい加減にしろよ。」愁の親友の大地が言った。

「うるせーよ…大地、お前に何が分かんだよ………くそぉ……マジで、ムカツ…ク……」

「はいはい…」大地は愁をなだめるように言った。
さすが長い付き合いだけあって愁の扱いに慣れている



ラリってる、愁はボー……とし始めた。


「おまえら、今の内に帰っていいよ…」大地はそこにいるみんなに言った。

「はい。じゃあお先に失礼します」後輩達も帰って行く


「大地じゃあ俺も帰るわっ。これからデートだから〜」直哉が立ち上がりながら言った


直哉は大地より少し後に仲間になったヤツで、大体この3人で遊んでいた。

直哉は仲間内で1番の遊び人だ


みんな帰って
大地も止めていた手を動かしまた薬をやり始めた


大地は薬をやっていても、愁の様に感情をあらわにしない

いつでもクールだ。

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