《MUMEI》 *困惑*「し、紫堂っ‥お前」 掴まれた手を振りほどこうとしてももう遅い。 瑠果は紫堂に引っ張られて歩き出す。 気を遣ってか紫堂が時折自分を振り返るのを、瑠果は少しもどかしく思った。 目が合う度に鼓動が高鳴る。 それは紫堂も同じだった。 互いにそれに気付きながらも、どうしていいのか分らなかったのである。 前へ |次へ |
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