《MUMEI》

髪の毛をタオルで拭きながら、風呂場から出た。


「お待たせしました。」


『じゃあ入ってくる。』


「あっ洗濯は籠の中に入れといて下さい。」


『あぁ。』


紫吾はお風呂場へと姿を消した。


塁羅は自分のベッドに座った。


「蓮邊さん、その漫画面白いですか?」


「おう!それよりさぁ髪が長いと邪魔じゃない?」

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