《MUMEI》 許さない「私のこと、まだ少しでも好きなんだよね?なら、私別れないから!」 「でも会えないよ…」 鈴木は言う。 「なんで?二人とも選べないんでしょ?なのに、なんで私とは会えないの?」 私は頑張って優しく聞いてみた。 「彼女と約束したから」 は? 「彼女も今、彼氏がいて…別れるために頑張ってるんだ…だから…」 プチン 私の中で何かが切れた。 「だから鈴木も私と別れるよう頑張るってこと?私のことまだ好きって言ったのは何だったわけ?言ってることバラバラで全然意味分かんないんだけど!なんなのよ…そうやって私とその彼を悲しませて二人で幸せになるつもり!!絶対に許さない…絶対に許さないんだからっ!!!」 私はヒステリックに、まくし立てるように言って一方的に電話を切った。 なんで急にこんなことに… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |