《MUMEI》

大トロ…中トロ…ウニ…イクラ…甘海老…アワビ…鯛…


タラオの前に、宝石のような江戸前のネタが並んだ。


さすがに会計のリミット無しで任せただけあって、その内容も豪華だ。


「おぉーッ!さすがIT企業社長!

ありがとう、カツオ・に・い・さ・ん…(笑)

いっただっきまーす!」


タラオは高級な寿司を口に頬張り、惜しげもなく飲み込んでいった。


「ゲンキンな奴だなぁ…(呆)」


僕はタラオの喜ぶ顔を肴に、大吟醸の冷酒を口に運んで笑った――…。

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