《MUMEI》
耐えれない
まだ自分の身に起きた出来事に対応できずにいた。


なんで急に…なんで…

どうして…

こんなことになるんならシドニーになんて行かなければ良かった…

鈴木は戻ってこないの?

なんで彼氏がいるくせに鈴木に近づくの?

誰よナンパなんてした奴!!


考えても仕方のないことに怒りをぶつけながら、一人で泣き続けた。


時計を見ると、すでに夜中の3時だった。


こんな気持ちじゃ寝れないよ。
誰かに支えてもらいたい。
一人じゃ今の状況に耐えられないよ…


そして再び大ちゃんに電話をした。

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