《MUMEI》
私だけ
結局、失恋した日から、ほとんど寝ず、食べずで三日が経った。



グゥー


さすがに三日も食べないとお腹がすくなぁ…

でも食べ物を買いに行くのもダルいし…



無意識に携帯を手に取る…


鈴木からの連絡はあるはずもないのに、着信履歴を眺める…



鈴木からの最後の着信って去年なんだ…


今年は二度と着信がないんだよね…寂しい…


私のこと忘れて今は幸せなのかな…


私は食事すらまともに出来ないのに…


あの二人はそんなことも知らずに幸せに食事してるんだ、きっと…


なんか腹が立ってきた!


なんで私だけ!!


そう思うと鈴木に電話せずにはいられなかった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫