《MUMEI》

ふと上目使いで秀幸を見る。




ムリして喉の近くまで含めば潤んだ涙目になる。



――全部、全部計算済み―――。



――秀幸は次の瞬間、必ず堕ちる―――。



「裕斗!!」




すると一瞬で体勢を変えられベッドに張りつけられた。



―――慣れたスプリングの感触…、下唇から吸い付いて始まる秀幸の甘いキス――――。





俺の手首を掴みシーツに抑えつけシャツの上から小さな乳首を噛んできた。



「ぅう…、ふぁあ…、ふぅうン…」




噛みながら引っ張り

離れてはまた噛まれたり、小刻みに噛まれ続け、もうどうにも堪らなくて俺は秀幸の背中を必死で叩く。



「ダメぇ、はぅ…、ンッんンッ、あはあ…」



「イイの間違いだろ?悪いがもう裕斗のポイントはすっかりおさえてるからな、ほら、ここ…」



「アンンンッ!!」



脇腹を爪先でなぞられただけでゾクゾクと甘い疼きが走る。
何でもないときは擽ったいだけなのにセックスの最中秀幸に触られると、もうどうにも…




「エッチな躰、全くもうこんなにグショグショにして…」


高まりの先端を指でぐりぐりと弄られる。


「だって〜!もう打って!慣らさなくてもい〜から挿れてよ〜!」


俺のから出てきたものを後ろにジラす様に何度も塗られる。


指だけでも良いから欲しくて腰を揺らすが全然挿れて貰えない。



指先だけで入り口を
クチュクチュ音だけ出されて、もう辛くて堪らなくて涙が溢れてきた。

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