《MUMEI》

なんだっけ?何か、悪い夢ではなかった、ような。

しばらくベッドに座ったまま思考するが、起き抜けの頭で考えて見たところで一向に思い出せず、今日いちにちの予定を考えると少々急がなければならなかったので、俺は霞んだ記憶をそのまま頭の隅に追いやった。
服を着替えて部屋を出たころにはもう、夢のことはすっかり忘れてしまっていた。

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