《MUMEI》

「な、ななななな何でもない」

「何そのどもり方・・・・マジで顔赤いよ?熱あんなら帰ったほうがいいんじゃね?」

その白い手が自分の額に伸びてきて、かつてないほどあせる。さらりと乾いた冷たい手のひらが心地いい、って、ちげーしそーじゃねーしちょっと待て俺ぇ!

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