《MUMEI》 「ほらね、氷だって人を傷つけることは出来るんだよ。」 ラヌはゆっくりナイフを抜いた。 「バカっ!抜くな!血が出るだろ!」 ザユは慌ててラヌの手当てをした。 「それからザユはラヌと仲良くなり、みんなにも心を開くようになったんです。」 『そうだったんだ。でも、そのラヌっていう妖精はなんで死んだんだ?』 「そうだよなぁ、妖精は不老長寿だから他の妖精が生きているなら、まだ死なないよな。」 前へ |次へ |
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