《MUMEI》

ラヌと仲良くなった場所に来ていた。


そこには氷の妖精たちの像が置いてあり、ザユは地面に降りた。


「ラヌ…、俺また泣いてるよ…。」


ラヌは泣きながら呟いた。


「今日お前に少し似た異世界の人が来たんだ…。俺またラヌに会えたと思って嬉しかった…。

なぁラヌ…お前まだ死んでねぇよな…。

どこかで生きているよな…、まさか今日の女がお前の生まれ変わりじゃないよな…ラヌ…。」


ザユは涙を止まらせることが出来ず泣き続けた。

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