《MUMEI》 *記憶*瑠果は大人しく従った。 命令とは言われていなかったのだが、まだ気分がすぐれない為、そうせざるを得なかったのだ。 「‥‥‥‥‥‥」 「何かお持ちしましょうか」 「いや、大丈夫だ」 そう答えた瑠果に、紫堂が話し掛ける。 「教会へ行った時の事──覚えてますか?」 「ああ」 「素敵な所でしたよね」 「そうだな」 瑠果はうっすらと頬を染めた。 前へ |次へ |
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