《MUMEI》
格子状の春下
長女の口調はいつになく強かった。
長女「セイントよ」
セイント「姉さん!!」
長女の姿を捉えた瞬間、セイントのGはより一層強くなり、ついにセイントは1階まで崩れていった。
海苔はこなごなに砕け散った。
長女「セイントよ、お前の力を、我にたくす気は、あらぬか」


過食症のトラックが右折する際、臨終間際のペルシャネコ心、ここにアラズ。


セイント「それはどういうこと?姉さん」
長女「いずれ、わかる」
長女は海苔を酢にひたし、それをゆるりゆるりと手渡した。
セイントは戸惑いながら受け取り、別段考えずにそれを腕に巻いた…
長女「また会おう」
呆然としたセイントを残し、長女は苦しげに地面を這い、セイントのあけた穴より出ようとした。
セイント「姉さ…!!」
長女は一度だけ、セイントをかえり見た。
長女「セイントよ、世が、憎くはないか」
セイント「…!!」




学校。
天童よしみは、自ら迫る危機と、この世の救い、3種の神器が迫っていようとは、知るよしもなかった。


格子状の春。

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