《MUMEI》

改めて言われると恥ずかしい。そんなべったりしてたか俺

この前の件から急に仲良くなったのは確かだが、指摘されるまで気付かなかったのは多分、なれてきたせいだ。仲良い、小学校以来久しく聞いていない生ぬるい単語に戸惑う。

「・・・・そうですかね」

「んー。まぁ、英田と近藤って正反対っぽいけどな。でも、近藤は近藤で真面目なとこあるし」

何か意外だ、この人が店員のことをそこまで見ていたということも、外見だけは最高にチャラいあいつの内面を見抜いていることも。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫