《MUMEI》
東京上
開けたのは箱だった。
困ったことに私が見た夢は美しかった。
私は受け入れることができず、両の水鏡から水爆を一つ落とした。

それは、初めて自分の指が文字を書いたときに似ていた。

私は自分の爪痕を残してはいけない人間だった。
私はこの世界でもがきすぎた。
のうのうと夢をみた。

だから私は、
あれのことを思わずにはいられなかった。
愛を超えれば畏怖、
自己嫌悪を超えた破壊欲だ。


「Que sais-je」
(私は何を知るか)

我が弟、セイント、G。

お前を誰よりも知っている…。




天童よしみは、先日から行方がわからなくなっている長女に思いをはせていた。

傍でカサハラとテニスがボビンを積み上げている。

テニス「私、本当はバスケ部だったわ」

カサハラ「そう、私は何者でもないわ」

天童よしみは積み上がったボビンを勢い良くくずした。
今度は三人で釘抜きをつみあげるのだろう。
その時、
長女が教室に入ってきた。

天童よしみ「長女!!!」

長女「弟が病にかかり、父は異国の地へ飛んだ。よもや、貴殿に我は止められぬ」

天童よしみ「長女!!!」

長女が教室を出ていった。

タモリは英検を受験することを心に決めた。

長女の出ていったドアーの有様は、天童よしみの心に燃えるようななにかを焼き付けた。
天童よしみは次に、時を確認しようと自らの腕時計を見た。

いつのまにか腕時計は三人の魔法戦士(マジカルファイター)に姿を変えていた…。

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