《MUMEI》 *無茶*「──お嬢様、本当に釣れるまでお戻りにならないおつもりですか‥?」 「食料が足りんのだ。何としても釣らねば」 「いえ、それは‥」 「よし、場所を変えるぞ」 「お、お嬢様、あまり無茶をなさらないで下さい」 「大丈夫だ紫堂。すまんがもう暫く待っていてくれ」 「──────」 流石に止める訳にも行かず、紫堂は瑠果が海中に釣り糸を垂らすのをぼんやりと眺めていた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |