《MUMEI》
不潔
久々に訪れた鈴木の部屋は少し様子が変わっていた。


さりげなく部屋をチェックしている私に鈴木が言う。


「何突っ立ってんだよ。そこ座れよ」


「うん…」


そう頷いてベッドに腰かけた。


「すぐ用意するし、ちょっと待ってて…」


鈴木は私の目の前で服を着替え初める。


そんな半裸になるなんて目のやり場に困る!!


ていうか、この状況で雰囲気が良くなったりしちゃったら…キスして…押し倒されて復活?


なんて考えて、ふと疑問に思った。


神戸の女とは…もう…最後まで…


てことは、このベッド…


えー、イヤだっ!!
すっごい汚い。不潔!!

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