《MUMEI》

「蓮・・・さん??」


「お前可愛いな・・・・」


「・・・・??」


素直に言葉がでた。

美羽は、凛香に嫉妬したんだ。


スキかどうかじゃなく、無意識に。



「キスしたんじゃないよ。髪についたごみを取ろうとしたんだ。」


「そうなんですね・・・美羽てっきり。」

「うん」

「蓮さん・・・すごく顔が暑いのですが・・心臓が口から出るとはこういうことです・・・」


「・・でねえよ」


衝動が止められない。


手がずっと抱きしめたいって思ってる。

体が触れたいって言ってる・・・


俺様が・・・なんていってらんねえ。

初めてだ。



「・・・なあ・・・美羽。キスしよっか。」


真っ赤になって体全体で否定する。

「ええええ!!!いや!!そ・・・それっは・・・・え??そう言うことは結婚して、お互いをよく知った上で・・・」


ですよね〜〜・・・


そう言うと思った。


「お前ってほんとガードかたいなあ〜」

「ガード???」


「ふっ・・・もういいよ〜〜〜」

美羽からは凄く甘い匂いがして、たまらん。


16歳の思春期か俺は・・・


凛香様・・・あなた様の言う通りです。


俺・・・どこまでもつかわからない・・


やっべえな〜〜。

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