《MUMEI》 歯ブラシ少し想像してみただけで、真相はは知らないくせに、このベッドが不潔なものに思えた。 「お前、また変な顔してるぞ!どうしたんだよ?」 「え?本当に?」 きっと不潔なベッドに座ってる不快感が顔に表れたんだ・・・ 「すっげー不細工だった!鏡で見てみろよ(笑」 「まじで!ちょっと洗面所に行ってくる」 たしかに顔が強張っているような気がする。 そう言って洗面所の鏡で自分の顔を見ると、ある物が目に付いた。 なんで歯ブラシが・・・ そこには鈴木のものと、ピンク色の、明らかに神戸の女が使っているであろう歯ブラシが二本置いてあった。 メラメラメラメラ(燃 週末に来るって言ってたもんね。 毎週末ここでお泊りですか。 あーそういうことですか(怒 分かってはいたけど、こう目の前に事実を突きつけられると頭に血が上った。 そして無意識にピンク色の歯ブラシをゴミ箱に捨てていた。 あースッキリした。 「すずきぃー!早くラーメン食べに行こうよ!」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |