《MUMEI》

「嘘だろ」
「否定早!」

即座に否定する俺と店長の二重奏。

「ホントですって!電車ン中で知らない男にケツ触られたんですって!!」

渋っていたものの否定されるとそれはそれで悔しいのか必死になって言う。だって、ねぇ?

「えぇと、マジで被害者なわけ?痴漢にあった女の子を助けたとか、痴漢して捕まったとかじゃなく?」

「がっちりケツつかまれたんです俺が!」

固まる俺と店長、一瞬の空白。
のちに爆笑。

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